2019年2月12日 福津市本木の銅山跡(福津市本木林道) アサギマダラの幼虫調査で本木林道に行きましたが、林道を最後まで登っていくと銅山跡にたどり着きました。前から訪れたいと思っていましたが念願が叶ってラッキーでした。福間の銅山は昭和の20年代まで採掘されていたそうです。

 銅山跡広場です。ホタルの里公園として整備されたとき、広場もコンクリートのテーブルや灰皿が置かれ整備されていたようですが、現在は土砂や岩石で埋まっていて見る影もありませんでした。

 銅山の坑道の跡です。以前坑道は開いていたようですが今はコンクリートで閉じられています。閉じられた坑道の前は地下水で水たまりができています。その横には銅鉱石を採掘した後に残ったズリの山が出来ていました。銅山跡広場の下は坑道からの地下水?が流れ出て渓流のようになっています。ひょっとすると、西郷川の源流かも?!

 坑道横のズリから見つけた岩石です。金色にキラキラ輝く鉱物(金属)を含んでいます。黄銅鉱の鉱石だと思われます。

 上の鉱石の拡大写真です。キラキラ光っているのが黄銅鉱です。黄銅鉱は銅(Cu)と硫黄(S)と鉄(Fe)の化合物で銅山で産出されることが多いk鉱物です。

 坑道から上は、緑色片岩と呼ばれる緑色で縞状の平べったい岩石でできています。この銅山は、有名な三郡変成岩帯にあって、銅の鉱石を採掘していたと考えられます。