2022年9月2日 鹿児島県調査(薩摩川内  柳山)

柳山(389m)の山頂まで登ってみると、興味深い地質を観察することができました。

柳山から見た薩摩川内市の全景。川内川が東シナ海にそそぐ北側に原子力発電所が見えます。

柳山は標高389mの低山ですが、急斜面が多く下山すると脚がつってしまいました。山頂は、安山岩の大きな岩がゴロゴロしています。しかも板状に横向きの節理がはいっています。板状節理です。すなわち柳山は火山由来の山だとわかりました。坂道には岩から剥がれた板状の岩石(鉄平石ともいいます)が多数落ちていました。

柳山の山頂下斜面で見られた大きな円礫に見られたタマネギ状風化。円礫が見られたということは、円礫の地層か、土石流が考えられますが、地層であるならば、柳山周辺の基盤かもしれません。