オオイタビの葉についていたイシガケチョウの3齢幼虫。イシガケチョウの食草はイヌビワですが、オオイタビも食草であることを始めて知りました。オオイタビは大島に数多く自生しています。左下はイシガケチョウ♂標本
ヨメナの花で吸蜜するタテハモドキ秋型 大島では定着したようです。
砲台跡から沖ノ島を望む。
シルビアシジミ ♂ 福岡県絶滅危惧Ⅱ類 大島某所で生息していた希少種です。ボロボロの個体ですが、裏翅に特徴的な斑紋が確認できます。付近はクロツバメシジミの生息地でもありますが、タイトゴメに混じって食草のミヤコグサが繁茂していました。
カラスザンショウに付いたナミアゲハの終齢幼虫 ナミアゲハの食草はミカンなどの柑橘系やサンショウですが、カラスザンショウ上にいるのを始めて確認しました。カラスザンショウはアゲハ類には万能の食草のようです。
ウラギンシジミ秋型♀ コセンダングサの葉上でじっとしていました。
ヒメガマ 湿地に見られる植物ですが、ガマよりも小型なのが名前の由来でしょう。
メスグロヒョウモン♀ 夏眠明け後の個体で翅がかなり痛んでいます。産卵は終わったと思われますが、下の写真は産卵しているように見えます。食草はスミレ類なのですが、メスグロヒョウモンは色々な場所や植物にも産卵することが知られています。コセンダングサ?に産卵しているようです。
ムラサキツバメ ♂ 最盛期なのか、綺麗な個体です。翅のくすんだブルーからオスだとわかります。
シルビアシジミ♂ 福岡県絶滅危惧Ⅱ類 宗像市某所 近年、福津宗像市でシルビアシジミの新産地が見つかっています。この新産地は団地の敷地を作っている斜面で見つかりました。灯台下暗し!このような場所で生を繋いでいたことに驚くばかりです。
なわばり争いでしょうか?別のオスがやってきました。シルビアシジミのオスがなわばりを持っているかは不明です。
この生息地でのシルビアシジミの食草は、帰化植物のアメリカミヤコグサです。
アサギマダラ ♂ 岡垣町 日本列島の北で育ち、南へ南下するアサギマダラが、フジバカマの花に吸蜜に来ていました。
クロマダラソテツシジミ ♂ 福津市年毛神社 神社のソテツに来ていました。ソテツの新芽を害する南からの侵入者ですが、可憐で表翅のブルーが綺麗な蝶です。
5月14日(土)福津市の自宅 羽化したばかりのシンジュサン ♀
12月に宮司のNさんからもらっていたシンジュサンの蛹を4月になって野外に出してみました。羽化するか期待はしていなかったのですが、手のひら大の大きな成虫が羽化しました。ビロード状の翅に4つの三日月、そいして前翅先端の蛇の頭は、自然(神様)のみが創りうる芸術作品だと思います。
5月10日(火)宗像市池田(玄海町) アサギマダラの蛹 植物友の会のAさん宅にあたキジョラン(食草)から離れた樹木の付いていました。蛹化したすぐは、翡翠のような美しさです。
5月10日(火)宗像市池田(玄海町) 羽化直前のアサギマダラの蛹 羽化直前の蛹は黒く光っています。
5月10日(火)宗像市池田(玄海町) 羽化直前のアサギマダラの蛹 角度を変えて透かして見ると、翅脈が綺麗に見えます。
5月10日(火)宗像市池田(玄海町) 羽化直後のアサギマダラ成虫
大好きなスイゼンジナの花で吸蜜していました。これから南方からやってきた仲間と共に北上するのでしょうか?
3月29日(火) アサギマダラ3齢幼虫 金魚池周辺のキジョランについていました。
3月29日(火) ミヤマカラスアゲハ春型 許斐山山頂 山頂で待つこと1時間半、やっとお目当ての美しいミヤマカラスアゲハ春型が吸蜜に桜の花にやって来ました。しかし飛翔が早く、私の腕とカメラではこの写真が限界でした。
3月29日(火) キアゲハ春型 許斐山山頂
12月15日(水) クロガネモチの葉に葉に造ったシンジュサンの繭(福津市宮司)と標本写真 宮司在住の同好の知り合いから、クロガネモチの木にシンシュサンの幼虫が繭になってたくさん付いていますと連絡がありました。ヤママユガの仲間の越冬態は卵と思っていたのですが、シンジュサンは繭を造って越冬することを始めてしりました。初夏に無事羽化してくれることを祈るばかりです。
2ヶ月半ぶりの大島調査です。蝶友のS氏、N氏に同行させてもらいました。私個人の目標は、今年になって観察する機会が増えている迷蝶のリュウキュウムラサキ、そして同じく明蝶のルリウラナミシジミです。出会うことはかないませんでしたが、この時期ならではの大島の蝶を確認しました。
10月14日 夏眠明けのメスグロヒョウモン♂ 高い樹上を飛び廻っていましたので今一の写真です。本当は♀に出会いたかったのですが・・・。
10月14日 ヤシャブシの樹上でテリトリーを張っているヤクシマルリシジミ♂と飛翔中の♀(大島砲塁跡)
10月14日 食草のエノキの葉で見つけたゴマダラチョウの幼虫と成虫標本写真(大島池尻谷)寒くなる中、これから無事羽化できるのでしょうか?
10月14日 食草ネムノキで見つけたキタキチョウの終齢幼虫と標本写真
10月14日 渡りの途中のアサギマダラ 今年も数多く見ることができました。大島ではアサギマダラの食草はあるのですが、成虫以外はまだ見つかっていません。
10月14日 タテハモドキ秋型 タテハモドキが福岡で観察できるようになったのは10年くらい前からでしたが、最近は大島でも見られるようになりました。
10月14日 納骨堂の庭に群生していたクロマダラソテツ♂♀の交尾行動。
今年もソテツに発生していました。手前がメスでブルーの翅の一部が見えているのがオスです。しばらく観察していましたが無事に交尾が終了しました。オスのお尻から交尾のためのヘアペンシル?が出ています。
10月14日 クロマダラソテツ低温型 ♀ 大島納骨堂
10月14日 チャバネセセリ 筑前大島 中学校近くの農道
10月1日 ルリウラナミシジミ 稀少な絶滅危惧種もここでは普通種並です。
10月1日 キタテハ秋型
10月1日 ゴイシシジミ 笹等に付いているアブラムシを食べる蝶類唯一の完全肉食の蝶です。
10月1日 ツバメシジミ♀ 以前同じ場所でクロツバメシジミを撮ったことがあるのでシャッターを押しましたが、ツバメシジミの♀でした。残念でしたが結構キレイでしたので掲載です。
10月1日 ウラナミシジミ♀ 秋になると数を増やし北上していくことで有名です。マメ科植物の芽に産卵しているようです。
10月1日 チャバネセセリ 本種も1年を通して観察できる蝶です。
2021年7月27日(火)リュウキュウムラサキ♂ 最近の大島調査で見かけるのが迷蝶である本種です。本来は南西諸島に生息しているリュウキュウムラサキが見られるということは、この地で世代交代をしていると考えられます。沖縄で生息している個体に比べて著しく小型で、大島で越冬できるか(常識的には不可能)を含め、大変興味深い課題です。
2021年7月16日(火)エノコログサで休憩?するクロツバメシジミ
2021年7月16日(火)マメ科植物の芽に産卵しているウラナミシジミ ♀
2021年7月16日(火)ソクズの花で吸蜜するナガサキアゲハ♂ 地島椿ロード
久々の晴間に、蝶友のN氏、S氏とともに大島に行って来ました。目的は大島のチョウの幼虫調査です。私は撮れませんでしたが、この時期では初めてのリュウキュムラサキの♀をN氏が発見しS氏が採集しました。上手く採卵が出来、サツマイモで飼育しています。
2021年6月9日 飛翔するヤクシマルリシジミ♀(上)、葉上で止まる♀(下):大島池尻谷
2021年6月9日 カラスザンショウ上のカラスアゲハの終齢幼虫(ホロトセ峠付近)と、成虫(2016年㋅15日:大島中津和瀬)
2021年6月9日 カラスザンショウ上のクロアゲハの終齢幼虫(ホロトセ峠付近)
2021年6月9日 ウマノスズクサに付いたジャコウアゲハの終齢幼虫(沖ノ島遥拝所)と、成虫(2016年㋅15日:沖ノ島遥拝所)
2021年6月9日 葉の裏に隠れるイシガケチョウ♂(大島池尻谷)
2021年6月9日 オオトモエガ(大島池尻谷)池尻谷に続く林道の草むらから大型の蛾が飛び出してきました。オオトモエでした。
2021年5月21日 葉の上でテリトリー(縄張行動)を張っているムラサキツバメ♂(宗像市正助村)
2021年5月25日 コナラの樹上のゴマダラチョウ(四王寺山)
昨年の同じ時期にアカシジミを撮影することができたのでポイントに行き叩き網をましたが、全く出てきません。見ることができたのは、コナラの樹上に来たゴマダラチョウ、下草の上で交尾しているヒメウラナミジャノメくらいでした。
2021年5月25日 交尾しているヒメウラナミジャノメ(上:♀、下:♂)(四王寺山)
2021年5月22日 カラスアゲハ♂(宗像市正助村)
2021年5月22日 クリの花で吸蜜するメスグロヒョウモン♂ 今年初めて見ることができました。(宗像市正助村)
2021年5月22日 ヒメキマダラセセリ(宗像市正助村)
2021年5月22日 集団吸水するモンキアゲハ♂ 用水路の浅瀬で1頭のモンキアゲハが吸水していました。すると2頭のモンキアゲハも来て吸水し始めました。吸水をするのは全てオスです。(宗像市名残)